冬は腎に負担がかかる季節です。
腎とは中医学で言うところの生長、発育、老化、生殖等のエネルギー(精)を作るところをさします。
腎精が不足すると、子どもでは発育不良(肉体的発育や知能発達の遅れ)につながり、大人では老化が早まってしまいます。
腰がや膝が重だるい、痛いといった症状や耳鳴りや音が聞こえづらい、記憶力の低下など心当たりありませんか?
そして、冬は寒くなり新陳代謝が低下する季節。
一年の締めとして忙しくなる方も多いことでしょう。
腎精は不摂生や過労、ストレスによっても消耗してしまいます。
腎を補う食材を多く取り入れてアンチエイジングしてみませんか。
腎を補うとされる冬にオススメ食材は主に黒いものや豆類です。
黒胡麻、黒豆、の他にひじき、モズク、海苔などの海藻類も含まれます。
黒胡麻は滋養強壮作用により、若白髪や便秘に効果的です。
更年期障害や老化による耳鳴り、めまい、足腰に力が入らない、肌や髪がパサつく等の改善に有効です。
ひじきは血行をよくして水分代謝をスムーズにしてくれます。
貧血予防や美髪・美肌効果が期待できます。
しこり、痛み、しびれ、むくみなどにも有効です。
冬は補腎と共に乾燥対策も一緒に行うことも大切です。
肺を潤すリンゴやゆり根、大豆(豆乳や豆腐等も可)も取り入れ
胃腸の調子を整えて食べたものものをエネルギーに変えて蓄えられるように脾胃を養う米や卵、鶏肉、長芋を積極的に取り入れてみましょう。
腎が弱ることで起きる症状を腎を補うことで養い、一年の疲れを春に持ち越さないようにしていきませんか。