今回は「生理痛」についてお話したいと思います。
まず、これは驚かれる方も多いのですが、本来、生理痛はないのが普通なんです😳
あったとしても、少し下腹部あたりが重いかな…位のあまり気にならない程度です。
生理痛がつらい…とお困りの方は多いと思いますが、
今日は代表的な5つの痛みの症状を取り上げて、中医学的にどんな原因が多いのかご紹介します。
⭐シクシク痛む方
激しい痛みではないのですが、シクシクと弱い痛みが生理中または生理後半にあり、
お腹をさすったりすると少し落ち着いたりします。
このケースは血虚、つまり血が不足している方に多い痛みです。
⭐お腹が張るような痛みの方
お腹が張って痛みが結構強いのが特徴で、体にガスがたまりやすいのが特徴です。
下着で締め付けられると辛いとおっしゃる方が多いです。
このケースは気滞、つまりエネルギーである気の流れが、ストレスや運動不足によって滞っている方に多い痛みです。
⭐キリキリ刺すような痛みの方
キリキリ、またはチクチクと表現される方もいらっしゃいますが、比較的強い痛みがあるのが特徴です。
生理始めが痛みやすく、下着の締め付けが辛く感じます。
経血にレバーのような塊が出ると痛みが楽になるのも特徴です。
このケースは瘀血、つまり血の流れが滞っている方に多い痛みです。
⭐絞られる様な痛みの方
締め付けられるような強い痛みで、温めると楽になるのが特徴です。
このケースは寒邪といって、外気による冷えや冷たい飲食物などが引き金になって引き起こす痛みです。
⭐腰がだるく痛む方
生理中に腰がだるく痛み、さすったりすると楽になるのが特徴です。
このケースは腎虚、腎のはたらきが弱くなっている方に多い痛みです。
もともと虚弱体質だったり、慢性疾患をお持ちの方、更年期の方にもよく見られます。
いかがでしたか?
もちろんこれらは代表的なもので、原因が組み合わさると症状も複雑になります。
女性にとって毎月つらい生理痛があるのは本当につらいですよね。
カウンセリングを通じて、それぞれの体質や原因に合わせた漢方をはじめ、
食事など養生のアドバイスをさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。