「梅雨」の蒸し暑さは、胃腸(脾)に影響を及ぼし、
体に様々な不調をうみます。
湿度の高い時期に、
余分な水分や老廃物が溜まることで引き起こされる
心身の不調を
中医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
食べ物で「湿邪」を防ぐには、
まず冷たいものを摂らないことと、
一度に食べる量を控えめにすることです。
食事の回数は増やしてもかまいません。
生ものや脂っこいものは
食べ過ぎないようにしてください。
梅雨時におすすめな食養生は、
消化しやすい熱性のタンパク質(魚、卵、肉)と、
湿気を払う食材をたくさん食べることです。
湿気を払うものとして…
ハトムギ、インゲン豆、トウモロコシ、
セロリ、タマネギなどが挙げられます。
また、辛いものは発汗作用があり
食欲の促進にもなりますので、
この時期にはおすすめです。
胃の消化液がよく出るので胃腸が弱るのを防ぎます。
特に湿気のたまりやすい関節を動かすなどの
ストレッチが有効です。