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ホンマでっかで紹介されてた酸棗仁湯！不眠に、寝苦しいあなたに

不眠

2019.07.25

最終更新日:2021.10.05

不眠症とは何か
酸棗仁湯とは
体験談
不眠に使う漢方薬
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不眠症とは何か

不眠症とは何らかの原因で十分な睡眠がとれず、日中に倦怠感や集中力の低下が起こり日常生活に悪影響を及ぼす状態です。

不眠症は大きく4つのタイプに分けられます

入眠障害…寝床に入ってもなかなか寝付けない。
中途覚醒…夜中に何度も目が覚める。
早朝覚醒…起きる予定時刻より2時間以上早く間が覚め、その後寝付けない。
熟眠障害…睡眠時間は比較的とれているが、ぐっすり眠った気がしない。

①と④のタイプは年齢による差はありませんが、②と③のタイプは高齢者に多く、年齢が上がるほど増加します。
若年者に多い不眠の原因は精神的なストレス、不安、心配や夜更かし、生活リズムの乱れがあります。
高齢者に多い不眠の原因は加齢に伴う自然現象、心理的、身体的な要因、昼夜のメリハリがなくなったなどです。

眠るためには体力が必要です。

虚弱体質の人や神経が細かい人が心身ともに疲れると眠れなくなってしまいます。
それでは自分で出来る不眠対策を4つご紹介します。

昼間は積極的に活動して、太陽の光を浴びて夕方以降に睡眠物質（メラトニン）が多く分泌される様にします。
午後3時以降の睡眠は夜の睡眠に悪影響を及ぼすといわれています。お昼寝は午後3時迄に15～20分程度にします。
眠くなってから寝室に行くようにします。20分以上寝付けない時は一度寝室を離れ、眠気が訪れるまでリラックスして過ごしましょう。
夜型の人は、ひとまず起きて朝日を浴びると体内時計がリセットされて15時間後に眠くなる様にしましょう。

漢方では神経の働きを調節して鎮静させ、ホルモンの働きを正常にする酸棗仁湯がおすすめです。

酸棗仁湯とは

ホンマでっかで神経が高ぶっていてもコロッと眠れる漢方薬として、酸棗仁湯（さんそうにんとう）がテレビで紹介されました。
漢時代の「金匱要略」という古典書で紹介されている処方です。

【金匱要略】（きんきようりゃく）は、中国の古典医学書のことです。

「傷寒論」とともに東洋医学の薬物療法の古典として最も重要視されている。
（傷寒論は傷寒という急性熱性病の病状の変化とこれに対応する治療の法則を述べたのに対し金匱要略は病類別に種々の病を取り上げ、その病理と治療方法とを述べている）

養血安神（ようけつあんじん）の酸棗仁が主薬です

養血とは、血液を補うこと
安神とは、精神不安・動悸・不眠の治療法。
心神不安による動悸・不眠・驚きやすい・不安感・精神異常・狂躁状態などに適用する。つまり安心して眠れることです。
酸棗仁とは、中枢神経系を抑制し、持続する鎮静作用が期待できます

西洋薬のように飲んで直効くものではありませんが、習慣性や依存など副作用の心配はありません。

酸棗仁湯はこのような方におすすめ

ストレスが高い
いつも緊張している

ストレスが高くいつも緊張してる人は心身を緩めてくれますので寝る前だけでなく昼間にも追加して飲んで頂くことがあります。

酸棗仁湯はこのような方におすすめ

私の中学の恩師も、酸棗仁湯を飲んでから身体が緩んで楽になったと言われてました！
先生は数年間、寝る前に睡眠導入剤を使ってましたが今では酸棗仁湯（さんそうにんとう）だけで眠れる様になりましたよ。

体験談

中年男性（男性更年期）
- 1ヵ月で体調が良くなり、途中で起きることがなくなった。
- 2ヵ月でさらに良く眠れるようにお薬を追加してみたら眠くなりすぎるとのことで夜のみ服用して頂く。
- 調子が良いので徐々にお薬の量を減らしている。
老人男性
- 長い間不眠で苦しまれていた。（寝入るのに数時間かかることも）
- 体質や病歴を伺って処方。
- 数日でうそのようにすぐ眠れるようになり、すっきり起きれている。
- 2ヶ月目からは量を少しずつ減らしている。それでもよく眠れている。
50代男性
- 20代の頃から寝付けない日がたまにあり、40代になってからは睡眠導入剤を飲まないと眠れない。
  気持ちが沈みがちで時々頭痛あり。夜寝るときは胸がもやもやしてまた眠れないかもしれないと思う不安からお酒を少し毎日飲む。やや太り気味。
- 安神作用のある天王補心丸（てんのうほしんがん）を服用して頂く。
- 1か月服用後、まだ睡眠導入剤は併用しているが寝る前のもやもやと不安はなくなったため寝酒はしなくなった。顔色もよく少し痩せられた様子。