鰹漁は3月ごろ九州南部で始まり、
5月ごろ本州中部、8~9月ごろ三陸北部、
北海道南部あたりまで進み、
そこまらまた南下を始めます。
鰹の旬は年に2回あり、
4月と5月にピークを迎える『初鰹』のシーズンと、
三陸沖で漁獲される『戻り鰹』の
8月中旬から9月下旬あたりが旬と言えます。
鰹は鉄分を多く含むため、
女性に多い「貧血」の方には積極的に食べてほしい食材です。
魚肉ではもっとも多いビタミンB12が赤血球の生成を助け、
こちらも豊富な鉄分とともに「貧血」を予防します。
ビタミンDも豊富で100gで一日に必要なビタミンDを補給できます。
「骨粗鬆症」に対しても、
含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を促しますので大変効果的です。
妊婦さんにも最適な食材ですね。
鰹に含まれるビタミンB6は、
腸で吸収され皮膚の内部に到達し、
ダメージを受けた細胞に働きかけ細胞分裂を促す働きがあります。
つまり、ビタミンB6と葉酸の働きで、
「お肌のターンオーバー」を整え、お肌を再生する手助けをします。
また、ビタミンB6が効率よく身体に吸収されるためには、
ビタミンB2が必要なのですが、
鰹には、ビタミンB2も含まれているので、
とても効率よくビタミンB群を摂れる「理想の美肌食材」なのです!
『初鰹』と『戻り鰹』を比べてみると、
たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの量はあまり変わりませんが、
『戻り鰹』になると一気に脂肪が増えてきます。
そういう意味では、
今が旬の『初鰹』の方がヘルシーで
「初鰹」には脂が少なく、
皮も薄くてやわらかいので、