「紫根(シコン)」というものをを聞いたことがありますか?
古くから染料や漢方として使用されてきた植物です。
中国・朝鮮・日本に分布する多年草「ムラサキ」の根を乾燥させたものです。今では日本国内では希少な植物なんですよ!驚きですね。
中国最後の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」にはそんな紫根は「紫草」の名で収載されています。
紫根には、和漢で使用される硬紫根と、主に染料に使用される軟紫根があります。
紫根を使った染物は、遣隋使によって日本に伝えられました。
江戸時代後期にその「紫根」を使用した有名な薬が生まれました!!外科医として有名な華岡青洲が考案した外用薬「紫雲膏」は紫根と豚油を含む軟膏です。有名ですね♪
現在医薬部外品原料規格に紫根抽出物やシコニンが収載されており、肌荒れを防ぐ効果、ハリ・弾力などの改善効果に注目が集まっています。そのエキスは、鮮やかな赤色あるいは高貴な紫色をしています。
うるおい効果が高く、健やかなお肌を保つための成分です。
わが国での紫根の薬用はもっぱら外用薬としてで,配合薬の「紫雲膏」がとくに火傷のクスリとして有名で,今でも多くの愛好家がおられます。「紫雲膏」は江戸時代末期に華岡青洲が,明代の『外科正宗』の「潤肌膏」を基に豚脂を加えて改良したわが国独自の方剤で,火傷のほか,凍傷やひび,あかぎれ,切り傷,湿疹などにも効果があります。
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