今日は新型出生前診断、NIPT(母体血胎児染色体検査)についてお話しします。
NIPT(母体血胎児染色体検査)とは、妊婦さんの血液を用いて、
妊婦さんの血液中に含まれる赤ちゃんのDNA断片を分析することで
赤ちゃんの染色体を調べる遺伝学的検査です。
従来の非確定的検査(赤ちゃんの疾患の可能性を評価するために行う検査)
と比べてかなり精度が高く、妊婦さんの採血のみで行えるため
流産・死産のリスクがなく安全です。
具体的には次の3つの疾患を調べることができます。
・ダウン症候群
・エドワーズ症候群
・パトー症候群
検査結果が陽性または判定保留が続いた場合、
検査結果を確定させるためには、羊水検査または絨毛検査を受ける必要があります。
NIPT(母体血胎児染色体検査)にかかる費用は医療機関によって異なりますが
約15~20万です。やはり高いですね。
出生前診断を受けるかどうかについては、納得できるまで
パートナーやご家族と話し合うことが大切です。