私は先日…郊外の産直野菜を売っているところで、『菊芋』を見つけ、
料理して食べてみました。
『菊芋』は9月から10月にかけて
黄色い菊に似たかわいらしい花を咲かせ、
その後秋には地上部が枯れ、地中に塊茎を作ります。
秋に根が大きなり、
翌春にはそこから新たに芽が出てきます。
収穫はその間いつでも出来るということになります。
雪が多い地方では雪が積もっている間収穫できず、
11月頃と翌春3月から4月頃に掘り出されます。
最も多く出回るのは
11月から12月にかけて…となりますが、
九州なら1月,2月もお目にかかれるかもしれません。
しかし…スーパーなどではあまり見かける事はありませんね。
『菊芋』は…ゴボウとジャガイモの中間のような風味で、
素揚げチップスはおつまみにもってこいの味でした。(^o^)丿
きんぴらもまあまあ美味しかったですが、
今度手に入ったら、
是非、カレーに挑戦したいと思っています。(*^^)v
菊芋には「天然のインシュリン」といわれる
「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることから、
最近では美容や健康面から注目を集めつつある野菜の1つです。
「イヌリン」はゴボウやタマネギ、
ニンニクなどにも含まれる糖の一種ですが、
摂取してもの体に吸収されることはほとんどありません。
じゃがいもやお米、白パンに含まれるデンプンの糖は、
体内に吸収されやすく、食後に血糖値を上昇させてしまいます。
そのため、高血圧や糖尿病の大きな原因となってしまうのです。
「イヌリン」にはデンプンがほとんど含まれず、
消化酵素で分解されずに体外へ排出されます。
またその際に、炭水化物類の糖分を取り込んで、
一緒に大腸へと運んでくれる優れた働きがありますので、
糖が体内に吸収されるのを防いでくれるのです。
このため、「イヌリン」は血糖値を下げるのに
効果があると言われており、
血圧や糖尿病の食事として非常に有効なのです。
また菊芋には、イヌリンのほかにも
ビタミンやミネラル類がたっぷり含まれており、
腸内で善玉菌を増やしてくれる効果も証明されています。
良いことずくめの『菊芋』ですが、
スーパーなどでは、なかなか手に入れにくいのが現状です。
日常的に食事に取り入れるなら、
『菊芋』チップスやパウダーが販売されていますので、
お手軽に使えますね。(^^)v
はくすい堂では…
『菊芋』チップスやパウダーを販売しています。
生のものを入手出来たら……
お料理に挑戦することもできますね❢(^o^)丿