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カンポー先生のガン漢方よもやまばなし

春先の自律神経のトラブルとは

2020.05.21

夏は副交感神経、冬は交感神経が活発に働いています。冬と春の季節の変わり目は、寒かったり暖かくなったりと、気温差が大きくなります。
この気温差に身体の調節機能がうまく働かないと不調を感じるようになるのです。
また人間の身体は、高気圧のときに交感神経が優位になり、低気圧のときに副交感神経が優位になるため春の気圧の上下により、自律神経も乱れやすく体調不良が起こりやすくなるのです。
春は1年のうちで寒暖差が一番大きく、気温の変化に対応するため、身体は交感神経の働きが優位な状態(緊張状態)が続きやすくなります。
この状態では、疲れがたまりやすい、免疫力が下がる、胃腸の働きが落ちる、肩や腰が痛くなる、身体が冷える、寝つきが悪くなるなどの症状があらわれやすくなります。


春は気温の変化などにより肝臓、胆のうの働きが活発になる時期なのですが、もともと肝臓、胆のうの働きが弱い方は体調を崩しやすい時期でもあります。

肝臓、胆のうは自律神経のバランスを司る働き、血を蓄える働きがあり、これらの働きが春先に落ちやすくなります。

春先に入ってから、以下のような症状が出やすくなっていませんか?

イライラしやすい、落ち込みやすい、寝つきが悪い、眠りが浅い、途中で目が覚めやすい、朝がだるい、便秘と下痢を交互に繰り返す、お腹が張る、オナラが多い、生理前にイライラする、、、

これらの症状が強く出始めているようであれば、春のサインです。春に向かうにつれて、自律神経のバランスが乱れやすくなっている証拠です

オススメの食材は春菊 三つ葉 セリなどの香りがあるもの

ほうれん草 クコの実 金針菜 レバー などの補血のもの

オレンジ グレープフルーツ みかん ポンカン などの柑橘類

ミントバラウコンなどのハーブ

ハマグリ しじみ アサリ ホタテ貝などの貝


 よく使われる生薬には柴胡 薄荷 陳皮 刺五加などがあります

さらに 寝つきが悪い 夢を多く見る 目が覚めやすいなどには
ゆり根 カモミール 棗などが使われます


よく使われる生薬には サンソウニン ブクリョウ 琥珀などです

血圧が高いもしくは不安定目まいがする人には
セロリ 柿 クチナシ(サンシシ)などです


よく使われる生薬には 釣藤鈎 菊花  などです

春は、東洋医学的には五臓でいう『肝』の季節とされます。肝を良くする=イライラ解消には、柴胡(さいこ)という生薬を含む漢方薬がおすすめです。

ストレスをうまく言葉にできず周囲に打ち解けないタイプには、抑肝散(よくかんさん)が合います。

加えて、胃腸が弱ければ抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、緊張して手足が冷えるなら四逆散(しぎゃくさん)がおすすめです。

おしゃべりが好きで周囲に打ち解けやすいタイプには、加味逍遙散(かみしょうようさん)。

神経質で何でもないような細かいことに悩み、驚きやすく、ドキドキしやすいタイプには、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)がおすすめです。

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