辛夷清肺湯がいま今、巷で話題になっているらしいです。
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辛夷清肺湯の清肺とは肺にこもった熱を冷ますことを意味しています。
気温が高くなったり、もともと暑がりの人は体に熱をため込みやすく、その熱が肺を犯すと、鼻水の色が濃くなり、水分が濃縮されてしまいます。
肺の熱により、水が焼かれてしまうこと、水の流れが悪くなること、熱がこもって鼻から喉にかけて炎症を起こすので喉の痛みも出て来ます。
これらに対応するために、辛夷清肺湯は熱を冷まして、喉の痛みを除いたり、焼かれてしまって乾燥した鼻や喉を潤したり、熱のよって濃縮されたドロドロの鼻水を溶かして、通りをよくしてくれる働きがあります。
それでは辛夷清肺湯を構成する生薬が、それぞれどのような働きを持つのかまとめてみたいと思います。
最も重要な役割を持つのは黄芩(オウゴン)です。膿を出している炎症を取り除きます。
黄芩(オウゴン)の効果を増したり早めたりするのが辛夷(シンイ)と知母(チモ)です。
辛夷(シンイ)は気道の炎症や鼻づまりに効果を発揮します。
知母(チモ)は気道の熱を取り除き、咳を鎮める黄芩(オウゴン)の働きを強める役割を持ちます。
百合(ビャクゴウ)は気道を潤して咳を止めます。
山梔子(サンシシ)は悪い熱を取り除きます。
麦門冬(バクモンドウ)は気道に潤いを与え、咳や痰を取り除きます。
枇杷葉(ビワヨウ)も咳や痰を取り除きます。
石膏(セッコウ)には体を冷やす働きがあり、炎症を鎮め、熱を下げます。
升麻(ショウマ)は発汗を進めて毒素を体外に出します。
麦門冬湯(バクモンドウ)と白合(ビャクゴウ)はお互いの働きを助けあい、その結果、咳を止める効果が強まります。
辛夷清肺湯は消炎作用と滋潤作用の生薬がほど良く配合された優秀な漢方薬です。
他には透明の鼻水がぽたぽたたくさんには小青竜湯 ねばねばした鼻水で鼻閉が強いのには葛根湯加川きゅう辛夷 鼻水はほとんどないが鼻がつまって夜眠れないのには越婢加朮湯などの漢方薬があります。
漢方に少し詳しくなれば、慢性急性副鼻腔炎や花粉症 風邪や鼻づまりの体調不良もすぐに治ります。
上記の漢方薬は当店で販売しているので気になる方はご相談ください。
ぜひ漢方薬をお客様の体調管理に役立てて頂だけたらと思っています。