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「経皮毒」についてお話

2014.05.22

今回からは「経皮毒」についてお話です。

「経皮毒」とは皮膚(経皮)を通して、
体の中に有害化学物質(毒)が入ってくること
をいいます。

通常、皮膚構造は3層になっていて、外敵や異物の侵入を防いでくれます。

しかし合成界面活性剤などで皮膚バリアである角質層が破壊されると、
そこから脂溶性の高い有害化学物質が浸入してきます。

有害化学物質は真皮の毛細血管まで浸入し、血液に乗って全身を巡ることになります。


また、真皮の下には皮下組織があり、ここは脂肪が多く含まれているため、
この脂肪に経皮毒性のある有害物質が蓄積することにもなります。

皮膚から入った化学物質は
通常10日かかって10%も排出されないといわれており

ほとんどは皮下組織に残留し、体内に蓄積されます。


そして、前回迄にお話した、口から入る毒、たとえば食品に使われてる
食品添加物や残留農薬などは経口毒といいます。

経口毒に関しては、肝臓・腎臓などで解毒し、約90%は体外に排出されます。

ご存知の方も多いと思いますが、「地下鉄サリン事件」に使用された
サリンの物質は経皮吸収されて人を死に到らしめる恐ろしい猛毒です。

すぐに発症する物質から時間をかけてジワジワと身体を蝕む物質まで、経皮毒は様々です。

問題点を大きく3つに分けると

  1,皮膚から吸収される

  2,体内で分解されにくく、排泄されにくい

  3,種類が多く、複合的な因果関係や副作用が不明

という点です。

人間の身体の部位によっても経皮吸収されやすいところとそうでないところがあります。

一番、驚く場所があります。腕の内側を「1倍」の「1」として比較した場合、
最大で「42倍」になる場所はどこでしょうか?


答えは次回に発表しますね。
お楽しみに。

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