こんにちは!薬草の森 はくすい先生です。
今回はデトックスを担う肝臓のお話です。
五臓(腎、肝、心、脾、肺)の中で、
腎臓と肝臓はデトックスに深く関わりがあります。
腎臓は血液を濾過して尿として老廃物を体外に出します。
肝臓はアルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解して、
からだに影響をおよぼさないように無毒化します。
しかしストレスなどで肝臓の働きが弱って血液を貯蔵出来ず
十分に働けないと、身体に毒として残ってしまいます。
その結果、肌がくすんだり、湿疹などの肌トラブル、
視力低下、イライラ、情緒不安定、ゆううつ、月経前の
胸の張りや痛み、足がつるなどの症状が出たりします。
肝臓に十分な血液を貯蔵出来る様にストレスの発散や
十分な睡眠、肝臓に負担にならない食生活が大事ですね。
肝臓を元気にしてくれる食材を幾つか紹介します。
薬食同源のレバー、柑橘類、
香り野菜(セロリ、せり、三つ葉、ミントなど)他、
酸味のものがおすすめです。
そして肝臓の状態は目、爪に反映される為、
目の疲れやそれに伴う頭痛や肩こりには菊花が疲れや
充血、かすみ目を解消してくれます。
さらにクコの実を加え血行を良くして肝臓の機能を高めます。
更に肝臓だけでななく、「肝」の親である「腎」を一緒に補ってあげる事で、
効果も違ってきます。
「腎」についてはまた次回でご紹介しますね。