★ 女性の味方【無花果】❶★

2018.09.01

現在不妊治療を行っているご夫婦は４６万人

最新のデータ―では７組に１組が不妊で悩んでいます

そのような不妊に悩むご夫婦を

日々薬草の森はくすい堂で、

漢方、養生を中心にサポートをしてる

福岡の国際中医師・一般社団法人認定の

子宝カウンセラーステキに先生です

イチジク(無花果)の美味しい季節です。

ギリシャ神話や旧約聖書にも登場するいちじくは

「不老長寿の果物」とも呼ばれ、

世界最古の栽培果樹と言われています。

美容や健康に様々な効能があり、

積極的に食べたいフルーツです。

日本には江戸時代に中国から伝えられましたが、

初めに栽培されたのは薬用としてだったようです。

栽培にもそれほど手間がかからないため、

家庭の庭にも植えることが出来たのも

広まった大きな要因と考えられています。

イチジクの効能は、

特に女性に嬉しいものが多いようです。

★美肌効果

イチジクにはザクロエラグ酸が含まれています。

ザクロエラグ酸にはメラニン色素の生成を抑制する効果があり、

紫外線によるシミなどを予防します。

さらに、イチジクの整腸作用は漢方薬としても使用されるほどです。

腸内環境が整うことは美肌効果につながります。

★ホルモンバランス調整作用

イチジクの種子には女性ホルモン（エストロゲン）と似た構造を持つ

植物性エストロゲンが豊富に含まれています。

女性ホルモンと似た生理作用を持つので、

ホルモンバランスを整えるのをサポートして、

月経前症候群（PMS）や更年期障害の不定愁訴や

不妊の症状を緩和する作用が期待できます。

イチジクは果物の中では鉄分が多いため、

鉄分が不足していることから起こる、

女性に最も多いとされる鉄欠乏性貧血の予防・改善も役立ちます。

★整腸作用

便秘に用いられる漢方の生薬として干しイチジク、

無花果（むかか）があるほど、

いちじくの効能として整腸作用は筆頭にあげることができます。

イチジクには水溶性食物繊維のペクチンが豊富だからです。

ペクチンは水分を吸収して便をやわらかくして

排出しやすくしてくれます。

また、腸の善玉菌のエサになり腸内環境をよくしてくれます。

★妊婦さんに…

イチジクは、葉酸を多く含んでいます。

葉酸は細胞を生成するために欠かせない栄養素で、

お腹の赤ちゃんの脳の発育のために重要です。

そのまま食べられるいちじくで、葉酸が摂れるのは、

簡単でいいと思います。

さらに、細胞分裂を促進する亜鉛、血液を作る鉄分、

骨の生成に必要なカルシウムも同時に摂れます。