今回は、母乳の源となる食事のお話です。
母乳はお母さんの血液で出来ています。
つまり、お母さんが食べた物や飲んだ物が赤ちゃんの栄養となるのです。
では、赤ちゃんにとって美味しくて良いおっぱいとは、どんなものなのでしょうか。
大半の方が、産婦人科で出産されると思いますが、この数十年で驚く程のメニューが提供されています。
どうやら、フランス料理のフルコース並みに、高カロリー、高脂肪、高タンパクのメニューが好まれている様です。
そして退院しても「病院で提供される物だから安心だろう」と同じ様な食事を続けたりします。
この様な食事を続けるとどうなるかと言えば、
乳腺炎の原因になったり、脂肪が多すぎて赤ちゃんは消化が出来ずにお腹が空かずに眠ってばかり。
お腹が空かないと、おっぱいを吸ってくれません。
おっぱいを吸ってくれないと乳腺炎やつまり、を起こしたり、おっぱいが張らなくなってしまいます。
産後、おっぱいを吸われる事で皮下脂肪を消費して、子宮の収縮を促していくのです。
出産後しばらくは、母乳は母親が妊娠中に蓄えた皮下脂肪で作られるので、低カロリーの食事が適しています。
自然界の動物は、母親はしばらくの間、何も食べずにお乳を飲ませていますね。
おっぱいが出なくなってミルクの飲ませるなんて事は考えずに、お母さんの食事を見直してみましょう。
「授乳こそが食育の始まり」です。
次回は食事内容をご紹介しますね。