基礎体温は、冬と夏で変わります。
夏は高くなるし、
冬は低くなります。
といってもそんなに差は大きくなくて
個人差がありますが、0.1度か、せいぜい0.2度くらい。
人間は恒温動物で、
体温を一定に保つようにできているので、
極端に変わりません。
基礎体温が高いタイプ
低温期が常時36.5°を超えてるかがポイント。
目安となる標準タイプは、
低温期が36.2~4°くらい
高温期が36.7°を超える
がポイントです
この体温が一番、体のはたらきがスムーズで、
卵胞も育ちやすく妊娠へと導く黄体も働きやすいのです。
漢方では低温期は「陰の時期」で、
からだをうるおす成分(陰)が充実している時期と考えます。
この「陰」の働きで卵胞がしっかりと育つんですね。
だから、体温が高いというのは、卵胞を育てる力(陰)が弱くなっていると判断されます。
この目安となる低温期の体温が36.5°。
たまに超えるくらいならいいんだけど、常時36.5°を超えてしまうようだと要注意です。
特に、体温が高くて排卵期のおりものが全くでないようだと
からだの陰が極端に不足してる可能性があります。
体温が高いタイプの人は、生理痛などの婦人科系のトラブルがない人が多くて、漢方を飲んでも実感が出にくいタイプ。
よくわかんないから続かないという人もいらっしゃいます。
陰を補う養生法
生活や食事といった養生でも、
体温が高いタイプの人は、
妊娠力にいいからと
温めてばかりいると逆効果になる場合もあるので気をつけて
暑い時期は、
季節的にも熱が体にこもるので、
旬の野菜、果物を食べることがおすすめです
きゅうり、すいか、ぶどう、トマト…
夏野菜は、体にうるおいをもたらしてくれるので、体温高いタイプの人にぴったり。
体温が高くないタイプでも、夏に夏野菜や生サラダを食べるのは、体の余分な熱を冷ましてくれるので
理にかなったことですね。
旬のものを食べるのが、体にとって一番いいし、なにより美味しいいですよね。