
「養生」の基本について、江戸時代の有名な儒学者、貝原益軒(かいばら・えきけん)は、著書『養生訓』の中で、「養生の道は、中庸を守らねばならない」と記しています。
「中庸を守る」とは、「過不足のないことを言う」とのこと

たとえば、食事をとるにあたっては、「食物は、飢えを満たしたところでやめるべきである」として、日常のいろいろなことについて、このように行うべきと説いています。
漢方医学では、「陰極まれば陽になり、陽極まれば陰になる」ともいい、何ごとも、極端な方向に行きすぎると全く逆の反応が出てくる、と考えています。
つまり、「中庸を守る」ことは、「食べすぎる」といった「すぎる」行為を避け、何事も「ほどほどにする」とも言いかえられます。
ただ、「中庸」=「ほどほど」というお話をすると、「自分の年代の平均値」と考える方もいます


確かに同年代の平均的な数値をもとに、自分がそれに対してどうなのか(平均体重に対して太っている、とか痩せている、とか)といったことを知るのは、養生にあたっての目安の1つにはなるかもしれません。
しかし、それは残念ながら、「あなた個人」の「中庸」ではないのです

もう何十年も生きていると、みなさんのカラダはそれなりに偏ってしまっている可能性が高いです。
たとえば、「冷えやすい」とか「太りやすい」といった、体質を多かれ少なかれ持っているのではないでしょうか。
その個々人の「偏り」や「体質」を無視して、全体の平均値や絶対的な中間値を語っても意味がありません

意識すべきは「自分の体質を受け入れながら中庸を維持する」ことです。
例えば、「冷えやすい」と日ごろから感じている人と、まったく冷えを感じていない人とでは、それぞれの「中庸」は異なります。
冷えやすい人の場合、クールビズで室温を28度に設定したとしても、それでも寒いと感じるかもしれません。
一方で、冷えを感じない人の場合なら、28度を暑く感じるかもしれません

この場合、冷えやすい人は28度の室内では、長そでを着たり、重ね着をすることで中庸を保ち、暑がりの人は薄着でいることでしょう。
このように、「中庸」は人それぞれです。
全体における「まん中」や「中間値」「五分五分」といった言葉とは全く異なるのです。
人によって異なる「中庸」ですが、それを簡単に意識できるタイミングは、「中庸からずれている」時です。
たとえば、普段あまり甘いものを食べないのに、急に食べたくて仕方ない時は消化吸収機能が「中庸」からずれている可能性があります

体内のエネルギー(気)が不足しているので、てっとり早くエネルギー源となる食品(甘いもの)を欲しているのです。
中庸からあまり大きくずれると病気になってしまいます。
「中庸からちょっとずれた段階」で気付くことができるようになると


まずは、自分の嗜好の変化に敏感になることで、「ちょっとしたずれ」に早く気付けるようにしましょう


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