寒い季節に飲むイメージの甘酒ですが、
実は「夏の飲み物」なんです
甘酒というと冬の寒い日に飲むものだと思っている人が多いのではないでしょうか
実は江戸時代では 夏の甘酒売りが風物詩とされていました。
「甘酒」とは夏の季語 なんですよ
甘酒は「飲む点滴」とも言われています。
その理由としては、豊富な栄養素にあります。
本物の甘酒は、米と米麹 からできています。
蒸した米に麹菌を繁殖させて米麹をつくり、
これに、湯を加えてあたたかいところにおけば、発酵して甘酒になります。
主な栄養素としては、
ビタミンB1・B2・B6・葉酸・食物繊維・オリゴ糖・システイン・グルタミン他の必須アミノ酸・ブドウ糖などです。
これらの栄養素が点滴の成分とほぼ同様であるため
「飲む点滴」と言われているのです。
甘酒は、薬膳的にも夏バテにぴったりの効果があります。
甘酒は、 米が原料であるため薬膳的には 「気を補うはたらき」 があると言えます。
薬膳で言う「気」というのは、
わかりやすく言うとエネルギーのこと。
夏バテは「だるい、疲れやすい」などの症状が出ますが、
これは気が不足したために起こるため、気を補う食材を摂ることで、
胃腸のはたらきが良くなり、気を作り出すことができます
気の巡りを良くする花椒や、水のバランスを整える生姜を組み合わせがることにより、
米が持つ”気を補うはたらき”を高めてくれ、冷え症や便秘に効果があります。
甘酒に生姜と花椒を入れる ことで、
腹部の冷えを取り除いて、
腸の動きを回復させる飴湯の出来上がり
懐かしいホッとするような味です
体が疲れやすく、お腹が冷えて、動きが悪くなった時に処方される漢方薬の 大建中湯(だいけんちゅうとう)のイメージですね
ぜひ、夏バテ防止に甘酒を使ったレシピを取り入れてみてくださいね
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