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梅花黄連の「オウレン」とは生薬なのか気になりませんか。

2023.06.16

 

 

 

 

 

 

 

朝ドラ「らんまん」でおなじみのキンポウゲ科の梅花黄連は名前の通り

花→梅の様な五枚の花弁様から「梅花」

根っこ→黄色い茎が節状に連なり、横断面が鮮やかな黄色であることから「黄連」と呼ばれています。

この「オウレン」の学名Coptis japonica Makino

葉の切れ込みの入り方で分類することからCoptein(切る)から転じた属名Coptis

日本で発見さたことからjaponica(日本)、

そして発見した牧野富太博士の名前からとり、Makinoを名付けられました。

 

オウレンは葉の違いにより分類されており、縁に切れ込みのある5枚の小葉のバイカオウレンの他にも

1回3出複葉のキクバオウレン、2回3出複葉のセリバオウレン、3-4回3出複葉のコセリバオウレンン 等あり、

この3種が主に日本で栽培されています。

その中でもセリバオウレンは国内で生産輸出される生薬の一つとなっています。

オウレンは古くから炎症などの火毒を鎮める消炎、解熱、止瀉などの要薬とされ、苦味健胃や整腸、胃炎、消化不良、下痢止めに用いられてきました。

含まれるベルベリンはとても苦いですがこれは菌も苦手としているので制菌作用により黄色ブドウ球菌等食中毒にみられる様な菌にも有効です。

しかし、胃虚寒の様な胃腸が弱り冷えて痛む人には冷やし過ぎて悪化してしまうのでオウレンは向きません。

黄連解毒湯や荊芥連翹湯のような炎症を冷ますものや半夏瀉心湯の様にストレスからくる炎症に黄連は配合されている生薬です。

 

名前が学名になり後世に語り継がれる牧野博士をモデルにした朝ドラ「らんまん」。

槙野万太郎の活躍がこれからも楽しみですね。

 

 

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