秋冬になると酷くなる手荒れのお悩みに。
早く備えて習慣付け、手荒れのない生活を目指しましょう。
進行性指掌角皮症は手のカサカサ、赤み、痒み、ぶつぶつ(小丘疹)、水ぶくれ(小水疱)などの症状がみられ、乾燥することで簡単にひび割れを生じます。
手荒れは特に女性に多く主婦湿疹等と呼ばれ、慢性化すると角質層がはがれやすくなり水分が逃げて乾燥やひび割れが繰り返され慢性的に荒れていく事も・・・
そんな時、西洋薬では軟膏のサリチル酸や尿素製剤により皮膚を柔らかくし、保湿することが治療法とされています。
しかし、漢方では外側の保湿と共に体の中から肌の乱れを整えて、中と外を同時に治療していきます。
皮膚は中から外に向かって生まれて剥がれてを約四週間の周期で行っています。(これをターンオーバーと言います。)
この周期を正常化することで健康な肌を保つように働きかけます。
☆外用薬としては紫雲膏がおススメです。
紫根と当帰から有効成分を抽出した軟膏です。
炎症を抑え、肉芽形成を促進し患部の治癒を早めます。
夜寝る前に塗り込み、手袋をして寝ると良く効きます。
手の荒れやすい美容師さんに人気の軟膏です。
☆内服薬は体質に合った物を選ぶことで治りを速めてくれます。
例えば、
月経異常があり夜に手指が火照り足が冷える。下腹部が冷えて痛む。という方には温経湯。
少しのぼせる傾向や肩こり、ヘソから下の左下腹部が張るような痛みのある方には桂枝茯苓丸。
フケが出やすく、唇が荒れ、のぼせて疲れが取れないという方には麻杏薏甘湯など。
この他にも体質に合った漢方薬を続けていくことで体の中と外から健康的な肌を目指してみませんか。
漢方では様々な方法で改善する手助けができます。是非ご相談ください。