リュウガン(竜眼肉)は日本ではまだあまり馴染みのない果物ですが、中国南部から東南アジアで広く食べられているアジア原産の果物です。外見が茶色であまりトロピカルフルーツっぽくないですが、 ライチ と同じムクロジ科で、ライチにも劣らない 甘くて強いうっとりするような香り と ゼリーのようにみずみずしい果肉 を持つ果物です。
その皮を剥くとライチと同じように半透明のツルンとした果肉が入っていますが、ライチに比べて竜眼は種が大きく食べる部分が少ないフルーツです。竜眼の実の中央には黒いコロンとした種があり、この種が龍の目に似ていることが由来となって「竜眼(リュウガン)」という呼び名がついているそうです。
果実は生食だけでなく、乾燥したものも広く利用されます。中華料理では乾燥させたものを
佛跳牆などのスープなどに使用します。漢方ではこの果肉を乾燥したものを利用しています。
ジュース、缶詰、アイスクリームの材料としても利用されます。
果肉はアデニン、コリンを含む高栄養食品であり、強壮剤・鎮静剤としても有名です。
龍眼肉は精神(心:しん)と胃腸(脾:ひ)の栄養剤として活躍します。さらに貧血を改善するはたらきもあり、心身ともに疲れ切った方や、不眠、もの忘れなどに用います。加味帰脾湯(かみきひとう)や帰脾湯(帰脾湯)という不眠や精神不安、健忘症、心身の疲労に使う漢方処方にも配合されています。
竜眼の漢方薬は滋養作用が強く、免疫力を高める効能があります。神経衰弱されている方、更年期による不眠でお悩みの女性に効果的な作用が期待されています。また脳を酷使する精神労働に伴うめまいや集中力散漫、また虚弱体質でお悩みの方にすすめられ、腎炎や肝炎の回復や症状緩和の効果にも期待されています。そのほか竜眼の漢方は、補血作用があり貧血による体力低下に効果があると言われます。
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