杏仁豆腐の上にちょこんと載っている赤い果実、クコの実(ゴジベリー)。
実を乾燥させたものは「枸杞子(クコシ)」と呼ばれますが、日本ではクコという名称のほうが、親しみがあるかもしれません。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ニコチン酸(ビタミン3)や、カロテノイドの一種ゼアキサンチン、アミノ酸の一種ベタイン、「L―グルタミン」・「L―アルギニン」と、抗炎症性物質「セスキテルペノイド」、さらにポリフェノールなど、非常に豊富な栄養が含まれています。
ベタインには抗脂肪肝*作用があり、枸杞子の水抽出物には血圧降下作用が認められているので、肝硬変や高血圧などの生活習慣病の予防効果も期待できます。
葉や根も薬効が注目されており、クコの根皮を乾燥したものは「地骨皮(ジコッピ)」と呼ばれ、解熱、強壮薬に利用されています。クコの葉を乾燥したものは「枸杞葉(クコヨウ)」と呼ばれ、民間薬の強壮薬として茶剤に用いられています。
クコの実は酸化による細胞の損傷を軽減する効果があり、寿命延長や老衰緩和を助ける効能があります。
中国医学科学院の研究により腫瘍治療における抗がん剤の毒性を軽減させ、造血機能や白血球数の向上を促進させることが証明されています。
クコの実に含まれる成分は目の健康にも大事な栄養素であり、中国では俗に「明眼子」と呼ばれています。
抗酸化作用によるアンチエイジング効果があると言われています。
とは言え、中国ではナッツを食べるような感覚で生のクコの実をポリポリ食べるようなことはしません。薬の一部や食品の一部として少量を摂取するのが一般的です。
クコの実は大変おおくの効能がある果実ですが、大量に食べ過ぎると副作用が有ります。
クコシについて気になる方は是非薬草の森はくすい堂にご相談ください。
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