秋から冬にかけて乾燥しがちな季節です。
本格的に寒くなる前に潤いを補充して備えてみませんか。
今回は秋の乾燥対策としていつもの生活に取り入れられる食べ物についてご紹介したいと思います。
乾燥肌で痒みが続く方。
フケが気になる方や唇の皮がむけやすい方等必見です。
皮膚粘膜の潤いと言えば白木耳(シロキクラゲ)!
黒木耳とは違いシロキクラゲ科シロキクラゲ属のきのこです。
中国では古くから栽培されており「銀耳(ぎんじ)」と呼ばれています。
気・血・津液をすべて補う薬膳食材の白木耳は特に肺、胃、腎を潤してくれます。
美味しい食べ方は乾燥した白木耳を水でもどし、多いと思うくらいの水と氷砂糖を入れ三時間ほど炊きます。
トロトロになったところに引き締めて潤いを逃さないようにする柑橘をお好みで入れ、一緒に枸杞や梨などを入れひと煮たちさせるとおいしい潤いデザートになります。
他にもかぼちゃ、にんじん、豆腐、牛乳、ごま、トマト、さんま等皮膚や粘膜に潤いをもたらす食べ物を普段の生活に取り入れることで外気の刺激から体を守るようにしていきましょう。
のどの乾燥には長いも、蓮根、しめじ、梨、みかん、銀杏、胡桃等肺を潤す食材をとりいれてみましょう。
特に蓮根は五臓(肝・心・脾・肺・腎)を補うことのできるスーパー食材です。
生食では体にたまっている熱を冷まして血の巡りを良くしてくれますし、梨と蓮根をジューサーにかけたジュースは二日酔いに最適です。
加熱調理した蓮根は胃腸の働きを良くして食欲不振を改善します。
また、血を養って巡りを良くし潤すので肌艶が良くなるように促します。
中国古代から蓮根食を続ける程長生きできると言われるくらい蓮根は体に良い食材です。
通年流通している蓮根ですが秋が旬の蓮根をここぞとばかりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
咳や痰が多く出る方、慢性的に息切れしている方にもおすすめです。
番外編 脂性肌でかゆい方にはハトムギ ナス チンゲン菜 ごぼう 昆布などを取り入れて肌を整えましょう。
脂性肌は体表に熱が集まりやすい方に多いので冷ましてくれる昆布や水の巡りを良くしてくれるナスやハトムギを取り入れてみませんか。