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男性不妊検査

不妊の原因は、約半数が男性側にあるとされています。 以前より一般的になりましたが、それでも女性と比較すると男性の方が不妊検査を受けるまで腰が重い傾向があります。 もし検査して問題があることが分かれば、漢方で体質を整えるうちに数値が改善することができますので、できれば検査を受けた上で、ご夫婦で店頭に来ていただくことをお勧めします。

目次

  • 1.男性不妊の主な原因
  • 2.男性不妊の検査の流れ
  • 3.検査を受けるタイミングと注意点
  • 4.漢方による改善例
  • 5.まとめ

1.男性不妊の主な原因

男性不妊の原因は大きく3つに分類されます。

(1)造精機能障害

精巣で精子を作る機能が低下する状態で、男性不妊の約80%を占めます。原因としては、精索静脈瘤が挙げられます。精索静脈瘤は、陰嚢内の静脈が拡張し、精巣の温度が上昇することで精子の質が低下する状態です。

(2)性機能障害

勃起不全(ED)や射精障害など、性行為自体が困難な状態を指します。近年、特に腟内射精障害が増加傾向にあります。 昨今では、20代でも増加傾向にあり、心理的な要因(心因性ED)であるケースが多く、ストレスや不安、食生活の乱れ、運動不足などが原因として考えられます。

(3)精路通過障害

精子の通り道である精管が閉塞している状態で、無精子症の原因となります。手術や精巣内精子採取術によって精子を回収することが可能です。

2.男性不妊の検査の流れ

男性不妊の検査は、以下のようなものがあります。

(1)問診・視触診

生活習慣や既往歴、現在の症状を詳しく聞き取りし、視触診では、精巣の大きさや硬さ、精索静脈瘤の有無、状態を診察します。

(2)精液検査

精液の量、精子の濃度、運動率、形態などを評価します。

WHOの基準では、精液量は1.4ml以上、精子濃度は1,600万/mL以上、運動率は42%以上、正常形態率4%以上が正常とされています。 しかし、WHOの基準値というのは、自然妊娠した男性の内、下から5%の数値を基準に置いているため、正常値というよりは下限の基準値という認識の方が正しいです。

IVF JAPANが定める基準値では、精液量2.0ml以上、精子濃度7,500万/mL以上、運動率は50%以上、正常形態率4%以上とされています。WHOより厳しい数値を基準としており、妊活においてはこちらの数値を参考にする方が適切です。

(3)ホルモン検査

テストステロン、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)などのホルモン値を測定し、精巣機能やホルモンバランスを評価します。

ホルモン毎の検査意義としては、以下のようになります。
テストステロン:低値⇒性機能低下
FSH:低値⇒視床下部・下垂体機能の低下
    高値⇒精巣機能低下の状態
LH:高値⇒≪FSH参照≫
PRL:高値⇒テストステロンFSH、LHの低下を招き、性機能や精子形成を抑制。

男性ホルモンが低いと判断される数値は以下のようになります。

  • 総テストステロン
    250~300ng/dL以下
  • 遊離テストステロン(FT)
    7.5~8.5pg/mL以下・・・明らかに低い
    8.5~11.8pg/mL以下・・・低い傾向

男性のテストステロン分泌は日内変動が大きく、早朝が高いため午前中に採血します。

男性更年期でテストステロンを外から補充する場合、脳は自分で作らなくていいと考えてしまうため、結果的に精子の質が悪くなってしまいます。 男性更年期で不妊治療をしたい場合、西洋薬で強制的に補うよりも漢方で生殖能力を底上げする方が好ましいということになります。

(4)精巣超音波検査

陰嚢部の超音波検査により、血流や精巣の体積、微小結石、腫瘍、精索静脈瘤の有無を確認します。触診よりも正確な診断が可能です。

(5)遺伝子・染色体検査

染色体異常やY染色体微小欠失(AZF欠失)など、遺伝的な要因を調べます。これらの検査は、無精子症や高度乏精子症の原因特定に有用です。

(6)精子DNA断片化指数(DFI)検査

精子のDNA損傷の程度を測定し、受精率や妊娠率への影響を評価します。DFIが高い場合、体外受精などの選択肢が検討されます。

3.検査を受けるタイミングと注意点

一般的に、1年以上避妊せずに性交を行っても妊娠しない場合、不妊症と診断されます。しかし、年齢や既往歴によっては、早めの検査が推奨されることもあります。また、検査結果は体調や生活習慣によって変動するため、複数回の検査が必要となる場合があります。 特に精液検査については、変動が大きく、2~3回検査を行い、結果の変動を確認することが大切です。 疲れやストレスなどが原因で数値が悪くなることもあるので、1度の検査で状態を決めることはできません。

4.漢方による改善例

40代男性。
妊活で夫婦で来店。精液検査を受けて運動率がWHO基準値を下回っていましたが、補腎と活血の漢方薬を3か月続けると運動率がおよそ2倍に上がり標準値になりました。 その後、タイミング法で妊娠に至ったと報告をいただきました。

5.まとめ

不妊原因の半数が男性であることからも男性不妊は決して珍しいことではありません。 精液検査やホルモン検査から体質を判断し、適切な漢方を服用すれば身体が持っている力を底上げすることができます。 DFI検査などの高度精液検査を受けることで早めに適切な治療を選択することもできます。 妊活というのは、年齢によっては限られた時間を有効に活用することが重要です。そのために男女ともに不妊検査を有効活用されてください。

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参考文献

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