ストレスや緊張がピークになる会議や試験前になると手足が冷たくなった経験ありませんか?
これは気滞による冷えになります。
普段ストレスを発散できずに溜め込んでいる人は常にこの状態になっていますので、気を流してあげて体の中の熱を循環させる必要があります。
気滞(きたい)とは
漢方の世界では、「気」はすべての基本となるエネルギーのようなものと考えます。
気は十分にあるのですがそれがきちんと体の中を巡らない気の巡りことを気滞(きたい)と言います。
漢方的にはさまざまな理由で気の流れが滞り、精神的な症状が現れる気滞と言われる状態ですが、これは「詰まったような症状」や「張ったような症状」を訴える例があげられます。
「病は気から」とも言うように気持ちがモヤモヤしてストレスがうまく発散されないと体の中のリズムが乱れて不調の原因になることもあります。
「気滞」タイプは燃料はあるがそれがちゃんと巡らないために動かないタイプです。滞っているところを通してあげて、流れを良くして改善していきます。
顔はのぼせているのに手足が冷えている体温の偏りを感じている方はもしかしたら体の中で体温を運ぶ流れが悪くなって作られた熱が末端のほうに届かずに上に上がってきてしまう、そんな状態が体の中で起きているのかもしれません。
体質や体調に合ったものを服用しないと効果がないばかりか逆に体調を崩す場合があります。
燃料(気)不足なのに、めぐらす薬を使えば、燃料が空の状態で、エンジンばかり回してオーバーヒートしてしまいます。
また、燃料(気)はすでにいっぱいあるのに、間違えてたくさん補給したら溢れかえってしまいます。
メンタルの悩みに使用される安定剤や向精神薬などに比べると漢方は体にやさしいと考えますが、それだけに正しいものを選びたいものです。
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