西洋医学での診断
偏頭痛とは、脳の中に存在している様々な血管が収縮し拡張するときに起こる血管性の慢性頭痛のことです。
この偏頭痛は突然起こり、時には激しく痛みや眩暈、嘔吐といった症状も現れることがあります。
特徴としてこの病気は、女性に多く見られ、慢性化していくと「頭痛もち」と言われるようになります。
偏頭痛の原因
誘因としては精神的ストレス、疲労、睡眠不足、生理などが挙げられます。
偏頭痛の症状
偏頭痛の起こる前触れとしては、稲妻のような光るもの(閃光暗点)が見えたり、視野障害の起こることがあります。この症状の後に、心臓の動きを合わせるようにズキンズキンと頭痛が起こります。それに伴い、食欲不振、嘔気、嘔吐、眩暈といった症状も見られるようになりますが、偏頭痛の起こる前触れのない場合もあります。
偏頭痛の治療
- 薬物療法
鎮痛剤(アスピリン、セデスなど)、カフェイン、塩酸エルゴタミン、血管収縮剤 - 脳波異常がみられる場合:抗てんかん剤
- 心因性によるもの:精神安定剤
漢方での診断
偏頭痛は、漢方では主に“肝”と関係していて、ストレスなどで血液のめぐりが弱ったために起こることが多いです。肝の頭痛は、主に側頭部を中心として割れる様に痛いというのが特徴です。
また、生理後にガンガン痛む場合は、ミネラルや栄養素が不足していたり、貧血だったり、貧血検査で異常が無くても血が不足した状態であったりします。