西洋医学での診断
髪の毛はたいていの人は黒いのですが、年齢と共に白髪が増えてきます。
髪の毛の色が黒いのは、色素細胞が作るメラニンが毛皮質細胞に送られることで黒く保っています。
髪の毛が白くなるのは、色素細胞の機能喪失により作られなくなったために起こるものと、ストレスなどにより白髪を進行してしまうという原因があります。
また、遺伝の影響も強く受けているため、若い人でも白髪のある人や、高齢になるまで白髪のない人など様々です。
白髪の原因
何らかの疾患によって、髪の毛が白くなる場合があります。
- フォークト・小柳・原田病
- 白なまず
- フェニールケトン尿症(髪の毛の色が茶色っぽくなる)
白髪の治療
原因疾患のある場合には、その治療を行います。
老化や遺伝といった白髪を治療する方法は、今のところありません。白髪を黒く染めることで、精神的苦痛の軽減をはかります。
漢方での診断
髪の毛は血の余り、精力の“腎”と関わりが深いです。
年齢によって出てくる白髪は年相応としても、若い年齢で出来ている白髪は、精力の衰え、または血の不足などと深く関わっていると言えるでしょう。
ストレスによって、血を消耗するということも、原因の一つと考えられます。早く睡眠をとり、食事をしっかり摂って“血(けつ)”を補いましょう。