西洋医学での診断
舌には、味を感じる味蕾(みらい)と呼ばれる細胞があります。その細胞まで味が伝わると、次に神経を通って大脳にある味覚野と呼ばれる部分に伝わります。通常は、この流れが正常に働いているため、食物を口にすると甘味、苦味、酸味、辛味といった味を感じることができます。しかし、この流れの中のどこか一部でも異常が生じると味覚障害となります。
味覚障害の種類
- 伝導性味覚障害
- 感覚性味覚障害
- 神経性味覚障害
味覚障害の原因
- 老化 (唾液分泌の低下により口腔内が乾燥するため)
- 食生活の変化 (ファーストフード、インスタント食品の増加、偏食)
- ダイエット
- 喫煙
- 飲酒
- 何らかの疾患によるもの(脳腫瘍などによる脳障害、糖尿病など)
- 薬の副作用によるもの(血圧降下剤、利尿剤など)
味覚障害の症状
味の識別、感じることができなくなります。
味覚障害の治療
原因となる疾患や症状(口腔内の乾燥など)がある場合には、その治療を行います。
薬の副作用からくるものの場合には、主治医と内服薬の量等を相談してみましょう。
- 薬物療法
亜鉛を含む薬物を内服します。 - その他
食事はバランスの取れたものを規則正しく摂取します。亜鉛の多く含まれている海藻類や豆類、キノコ類などを摂取するように心がけます。
漢方での診断
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