
気温差がもたらす「自律神経の乱れ」
朝晩が冷え込み、昼間は汗ばむほど――秋は1日の中でも寒暖差が大きい季節です。こうした気温の変化に体が追いつかないと、自律神経が乱れ、だるさや不眠、頭痛、肩こり、イライラ、気分の落ち込みなど、心身にさまざまな不調が現れます。
中医学でみる自律神経と「気」のバランス
現代医学でいう自律神経は、体温・血流・呼吸・消化などを無意識にコントロールする働き。中医学ではこれを「気(き)」の巡りや「陰陽のバランス」で説明します。昼の陽気(活動のエネルギー)と夜の陰気(休息のエネルギー)がスムーズに切り替わらなくなると、心身のリズムが乱れ、いわゆる“自律神経のアンバランス”が生じるのです。
秋に乱れやすい「肺」と「肝」の働き
秋は、五臓でいう「肺」と「肝」が影響を受けやすい時期。肺は呼吸と共に気を全身に行き渡らせ、体を外敵から守る「衛気(えき)」をつくります。一方の肝は、感情や血流のコントロールを担い、ストレスに敏感。気温差や環境の変化によって緊張が続くと、肝の働きがこわばり、気が上半身に滞って頭痛や不眠が起きやすくなります。
深呼吸とストレッチで「気」を巡らせる
こうした不調を整えるには、“気を巡らせ、呼吸を整える”ことが大切です。深呼吸を意識し、胸を開く軽いストレッチを習慣にしましょう。朝の澄んだ空気の中での深呼吸は、肺の働きを高め、自律神経のリズムも整えてくれます。
肺を潤し、気を巡らせる秋の食材
食事面では、にんじん・れんこん・ゆり根・白きくらげなどが肺を潤し、乾燥による喉の痛みや空咳を防ぎます。香りのあるしそ・みょうが・ゆず・陳皮(ちんぴ)は、気の巡りを助け、ストレスによるイライラを和らげてくれます。
夜は「陰」を養う時間に
また、夜更かしやスマートフォンの見すぎも自律神経を乱す原因に。夜は陰の時間として、静かに過ごすことを心がけましょう。入浴で体を温め、ゆったりとした呼吸で一日の緊張をほどいてあげることが、何よりの養生です。
季節の移ろいと共に、内側のバランスを整える
秋は、自然が夏の陽気から冬の静けさへと移り変わる季節。外の世界が変化するとき、私たちの内側でも同じように“気”が揺らぎます。そんな時こそ、焦らず、体の声に耳を傾けてください。ゆっくりと深呼吸をして、バランスを取り戻す――それが中医学的な秋の過ごし方です。
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