西洋医学での診断
歯を支持する組織は、歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜と呼ばれるもので、それらを総称して歯周組織といいます。
歯と歯肉の境目である歯肉溝は、歯石や歯垢がたまりやすい部分で、そこに歯石や歯垢がたまると、細菌感染を起こします。細菌感染が起こると、歯肉炎が起こり、それを更に放置すると歯槽膿漏が起こります。
また最近では、食生活の変化や不規則な生活によって体力が低下し、歯槽膿漏の進行を早めているとも言われています。
歯槽膿漏の症状
- 歯肉周囲が赤く腫れる
- 出血しやすい
- 歯が伸びたように見える
- 歯肉膿からの分泌が増える
- 歯肉膿を押すと黄色い膿が出る
- 口臭が強くなる
- 歯がぐらつく
- 歯が抜ける
歯槽膿漏の治療
- 歯石、歯垢の除去を行う
- 歯磨きを行い、歯石の付着を防ぐ
- 症状によっては、抜歯することがある
- バランスのとれた食事を摂取する
- 不規則な生活は避け、規則正しい生活を心がける
漢方での診断
歯槽膿漏は、歯科的な治療もやりながら、血液をキレイにしたり、炎症を改善しながら対応することが必要です。
出血しやすいのは大まかにわけて、熱をもっていて炎症しているか、気が不足して出血しやすいかの2つです。