西洋医学での診断
イライラすることは、誰にでもあることです。
思い通りにならない時や、人間関係がうまくいっていない時、仕事がうまくいっていない場合など、様々なことが原因でイライラは起こります。
しかし、本人の意思とは全く関係なく、イライラする場合もあります。その原因には、精神バランスが崩れている時、ストレス、睡眠不足などといったことが挙げられます。
他にもイライラすることと病気とは関係ないように見えて、実は体の中のホルモンバランスが崩れていたり、必要な栄養素が不足したりすることでも起こります。
イライラの原因
下記のような原因が挙げられます。
- 精神的バランスの崩れ
- 自律神経失調症
- ホルモンバランスの崩れ(糖尿病、生理不順、更年期障害…など)
- ストレス
- 睡眠不足
- 人間関係
- 偏った栄養状態
イライラの症状
何らかの病気が原因の場合には、その症状も現れます。
- のぼせる
- 食欲低下
- 頭痛
訴えは、個人によって様々なものが挙げられます。
イライラの治療
イライラする原因となっている病気がある場合には、その病気の治療を行います。
- 生活改善
睡眠を十分にとり、体を休め疲労回復に努めます。ストレスなどはなるべく解消するように、環境を整えたり、スポーツをすることで発散させます。 - 食事
消化吸収の良い栄養バランスのとれた食事を摂取します。 - 薬物療法
- 漢方薬による治療方法
- 症状に応じた薬の服用
- その他(自分に合ったリラックス方法を取り入れるなど)
漢方での診断
イライラは五臓六腑の「肝」(肝臓とは少し違う概念)が弱ると起こります。
生理前の胸が張るときにイライラするのは、「肝」が弱り、「気」の流れの滞りから起こるものです。
妊娠中にイライラしたり、妊娠・出産後にできた目の下のシミは「肝」が弱るとなるのです。
また、体の潤いが不足していてイライラする方は、よく目がしょぼしょぼしたり、ドライアイになったりします。
眠れない、不安がありイライラする方は、「血」の不足からなるものです。
「肝」を立て直し、気血水のバランスを整えることで、イライラは容易に改善ができます。