皮膚の付属器官として、汗腺と呼ばれるものがあります。この汗腺には、アポクリン汗腺(大汗腺)とエクリン腺(小汗腺)の2種類があります。
エクリン腺は、皮膚表面に開口しており皮膚全体にあります。
アポクリン腺は、腋窩、乳うん、さい窩の周囲、肛門といった特定部位にしかみられません。
エクリン腺は、暑いときには多量の汗を出し、寒いときには汗を少ししか出さないといったように、体温調節をおこなっています。また皮脂と混ざり合って皮脂膜を作ったりしています。
アポクリン腺は、精神的なことによって汗をかきます。そして汗をかくことで脂肪分も一緒に排泄され、それが細菌などと混じり異臭を放ってしまうのです。
体臭の症状
体臭には個人差があります。
体臭の治療
清潔に保つことを心がけるようにします。
漢方での診断
体臭は食べ物の影響や、体質によっても変わってきます。疲れていたり、お肉ばかりを食べていても体臭がするものです。野菜が足りない人、野菜嫌いな人にもあてはまることがあります。
漢方では、体に余分なものが溜まっている『痰』、『湿』、つまり、粘っこいものが溜まりやすい人が、汗にニオイがあったり体臭がしたりすると言っています。
血液をきれいにして、油物を控えてたくさん野菜をたべるなど、食事指導を受けながら改善に導きます。