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肝臓ガンについて

癌・免疫

「肝臓」とは、どんな臓器?

肝臓には、体内の血液の4分の1も集まっており、平均で1000~1200gもある人間の臓器の中でも最大の臓器です。
肝臓には主に3つの働きがあります。

  1. 食物をエネルギーに変換し、蓄えるエネルギー代謝機能
  2. アルコールなどの有害な物質を分解し、体に無害な状態にする解毒機能
  3. 胆汁の生成、分泌機能

一言で言うと、肝臓は原料を製品化する工場の役割を担っていると言っていいでしょう。

肝臓ガンの原因

一般的に言われるガンの原因としては、喫煙や食品添加物などの化学物質、紫外線などの放射線、食事、ストレスなどの様々は要因があります。
その中でも、特に肝臓ガンは、肝炎ウィルスと飲酒習慣が深く影響しています。
(なお、本文中では一般的に肝臓ガンと呼ばれている「肝細胞ガン」のことを指して、肝臓ガンとします。)

肝臓ガンは、ガンになる主要な原因が明らかになっているガンのうちの一つです。
その主な原因は、B型肝炎ウィルス(HBV)とC型肝炎ウィルス(HCV)の慢性的な炎症や、肝硬変が原因で、世界中の肝臓ガン患者の約75%が、この2つのウィルスに持続感染していることとされています。
日本でも、肝臓ガンの約70%がC型肝炎の持続感染が原因と言われています。
また、アルコールの取り過ぎは、炎症を加速させ発ガンの可能性を高めます

肝臓ガンになるとどうなる?

「肝臓は沈黙の臓器」という話は有名な話ですが、そう言われる所以は、肝臓ガン特有の症状というものはほとんどなく、症状から肝臓ガンを疑うことはかなり難しいからです。
そのため、肝臓ガンは他のガンと比べ発見するのが遅い傾向にあり、日本人の死因(ガンによる)の男性3位、女性4位と高い数字となっています。
C型肝炎から肝硬変、そして肝臓ガンというパターンが、罹患の多くを占めており、肝硬変の症状(食欲不振、お腹が張る、倦怠感、便秘・下痢などの便通異常、黄疸、尿の濃染、貧血、こむら返り、浮腫、皮下出血など)から判断できる場合もありますが、そのほとんどが他の検査のついでに肝臓ガンが発見されるようです。
他のガンと同様、早期発見、早期治療が鍵となります。

肝臓ガンの治療法

肝臓ガンの治療は、大きくわけて4つあります。

■外科治療

外科療法は、ガンの大きさや広がり、転移の有無によって決められます。
単発で大きなガンの場合、外科療法がよく選択されます。
転移がなく適合するドナーがいる場合は、肝臓移植という手法も取られます。
体の負担が大きく、患者に体力がある場合にのみ選択できる治療です。

■穿刺療法

体の外から針を刺し、局所的に治療を行うことをひとまとめにして経皮的局所療法・穿刺療法と呼びます。
ガンが比較的小さく、3つまでの場合に用いられます。体の負担が少なく、早めの社会復帰できることが特徴です。
経皮的エタノール注入療法とラジオ波焼灼療法の2つがあり、近年では少ない治療回数で高い効果が得られるラジオ波焼灼療法が主流となっています。

■肝動脈塞栓術、肝動注化学療法

肝動脈塞栓術(TAE)は、ガンに栄養を運んでいる血管を物理的に塞いで、ガンを兵糧攻めにする治療です。通常は血管造影検査に続いて行われます。血管造影に用いたカテーテルの先端を肝動脈まで進め、ガンをつなぐ血管をゼラチン状の物質で詰まらせます。
肝動注化学療法(TAI)は、抗ガン剤と肝臓ガンに取り込まれやすい造影剤を混ぜて、カテーテルを通じて投与する治療です。治療効果を高めるためにTAEと同時に行われる事が多く、この場合特に「肝動脈化学塞栓療法」(TACE)と呼ばれます。
TAE他の治療と併用でき、適応の幅が広いので、最近はたくさんの患者さんに対して行われています。

■放射線、抗ガン剤治療

上記の3つの手法が取れない場合、または効果が見込めない場合、放射線治療や抗ガン剤治療が選択されます。

 
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