漢方薬をお出しする時に、食生活についてお聞きすることがあります。
1日何回食事するのか、量はどうか、食事の時お腹はすいているのか、食後に何か変化があるか・・・
間食についてもお聞きします。
「甘いものを召し上がりますか?」とお聞きすると、
「ひかえなきゃと思いつつも食べてしまっています・・・」という方が多いです(実は私も)
甘いもの好きとはどういうことか、漢方的に考えてみたいと思います。
よく「疲れると甘いものが欲しくなる」といいますが、甘いものとはエネルギー化しやすいものといえます
早くエネルギー化して疲れをとりたいという体の要求といえましょう。
で、普段から甘いもの好きの方というのは、「消化能力が低い=簡単にエネルギー化できるものを求めている」と考えられます。
消化能力が低いことを漢方では「脾虚(ひきょ)」といいます。
脾虚の人というのは産生するエネルギー量が少ないので、疲れやすく元気がなくゴロゴロしがちです。
リラックマというキャラクターをイメージしていただくとよいかと思います。
ちなみに、リラックマちゃん、「動くのが大嫌いでいつもゴロゴロ。好物はだんごにホットケーキ、プリン。」だそうです。
「リラックマは脾虚」かもね…
甘いもの好きの方は、ただやみくもに甘いものをやめようとするのではなく、
疲れやすくないか、
食べ物に好き嫌いが多すぎないか、
薄味のお食事がおいしく食べられるか、
風邪をひきやすくないか・・・などなどご自分をちょっとみつめてみてください
漢方はつらい症状を治すことだけでなく、体質改善ということもできます。
リラックマタイプの方、もし気になっていらしたら、はくすい堂までご相談にいらして下さいね
コウノトリさん、妊活の皆さんに早く赤ちゃんを運んでくださ~い
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