性交を行う際に、陰茎が十分に勃起しないために満足に性交が行えず困難をきたすことをいいます。
インポテンツの原因
- 何らかの疾患によるもの(陰茎奇形、発育異常、脳、脊髄に疾患がある場合、糖尿病)
- 精神的なもの
(ノイローゼ、過労、心労、新婚(緊張のために起こることがある)、以前に性交に失敗した経験がある、早漏) - 老化によるもの
インポテンツの症状
陰茎が十分に勃起しないために、性交をうまく行うことができません。また、勃起はするも膣に挿入して十分な性交が行えるほどの力がありません。
インポテンツの治療
原因疾患のある場合には、まずその治療を行います。
- 薬物療法
- バイアグラ、精神安定剤などの服用
- 血管拡張剤などの薬物を陰茎内に注射する
- 陰圧式勃起補助具
- 手術療法
- 陰茎内プロステーシス挿入
漢方での診断
- 老化によるもの
これは、精力の貯蔵庫“腎”が弱わったための症状といえます。腎を強くするような漢方で対応します。 - 緊張やストレスによるもの
ストレスのクッション“肝”に負担がかかると、血液が流れなくなります。血流の滞りにより、このような症状が出ます。また、悩み事が多いことも原因の一つで、悩みもまた精を不足させるのです。 - 寝不足や不摂生によるもの
これも精力を消耗します - 冷えによるもの
冷えている男性が稀にいらっしゃいます。冷えていると、腎陽という“機能”の部分がうまく働きません。
体を温めるような漢方などを使います。 - 血管の詰まり
美食や脂っこいものを食べている人は、血管に脂肪の塊があることで血液の流れがせき止められます。
食事内容を変え、血液を綺麗にすることで改善に導きます。