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更年期障害

女性のお悩み

西洋医学での診断

女性が成熟期から老年期に移行する時期を、更年期と呼びます。

更年期には個人差がありますが、最近は寿命が延びたこともあり、おおよそ45~55歳と幅が広くなっています。
ただし閉経には個人差があり、また更年期の持続期間にも個人差があるため、その範囲でない場合もあります。

古来中国では、女性の成長過程は7の倍数で節目を迎えると考えられています。
女子は7歳になると腎気が充たされだし、社会の一員として認められる時期。
14歳になると腎精が盛んになり、女性ホルモンや子宮、卵巣の発育が良くなり月経が始まる初潮の時期。
21歳には腎気が充満し、子供を生む時期。
そして49歳になると腎精がすっかり衰え、閉経します。この時期には、女性ホルモンの分泌は低下しますが、脳下垂体の性腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンが増加します。このホルモンバランスの変調が自律神経系に異常をもたらし、さまざまな更年期障害の症状が起こります

更年期障害の症状

更年期は頭痛、めまい、吐き気、動悸、発汗、のぼせ、冷えなど体に現れやすい症状や、イライラ、憂鬱、不眠、ひどい時はノイローゼのような症状など、精神的な症状も現れます。

1つの症状が長く続くことは少なく、日によって変わったり、いくつもの症状が同時に起こったりします。
更年期には、こうした不定愁訴に悩まされることが多くあります。

更年期障害の治療

  1. ホルモン療法
    性ホルモン不足を薬(女性ホルモンであるエストロゲンの製剤)で補うことで、症状をやわらげるのがホルモン補充療法です。
    HRTとも呼ばれています。人によって症状や薬の効き方は違うため、様子をみながら服用期間や方法を決めます。
  2. 心理療法
    更年期は一つ正常の生理段階で健康にはあまり大きな影響がない、月経がないからといって、早く年を取ることではないと解釈し、心の負担を軽くしていくものです。

漢方での診断

更年期障害は、漢方が得意とする病気のひとつで、「血の道症」の一種とされています。

女性の一生は、思春期に月経が始まる初潮(初経)の時期、成人し子供を生む時期、そして月経が止まる閉経の時期と変化を迎えていきます。
閉経は腎の精が枯れることで起こり、そのため全身の気が不足し、さまざまな症状が現れます。
また月経は、肝や脾の働きに大きくかかわっています。そのため閉経は腎の働きの低下だけでなく、肝や脾の働きの低下も意味します。これらの低下は気と血のバランスを崩します。

慢性的な症状は「気、血、水」の乱れによって引き起こされます。
更年期障害の場合は、気と血のバランスが崩れた状態、具体的には下腹部のお血、それによって起こる神経症状とが結びついたものです。そのため漢方では、気と血のバランスを整えるものを使います。

更年期のお勧め食材

更年期障害の原因は、女性ホルモンのエストロゲンの不足によるものです。

大豆に含まれるイソフラボンは、体内でエストロゲンと同じような働きをし、更年期障害の不快な症状を改善してくれます。
また、ザクロサンシュユもよいでしょう。ジュースやお茶で取るようにしてみましょう。
さらに、かぼちゃナッツに含まれるビタミンEは、血行をよくします。
また豚肉などに含まれる豊富なビタミンBは疲労回復に効果があるだけでなく、精神も安定させてくれます。こうした食材を十分とるように、心がけましょう。
コーヒーや紅茶などカフェインの入っている飲み物や、わさびやカラシなど興奮を誘う香辛料の使用は控えるようにしましょう。

 
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