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臍疝痛

【相談者】 40代 (女性) ※※様 身長157cm 体重42kg

1か月前から胃痛がひどくて相談します。
ストレスを受けたり神経を使うことになるとおへそあたりやみぞおちあたりが痛みます。
その痛みは濡れた雑巾を堅く絞るようなひどい痛みです。
病院で内視鏡の検査をしても何の異常も見当たらず、処方薬を飲んでも効きません。(胃腸薬と安静剤だと思います)
健康のため食事はちゃんと取っていますが、食べる量に比べ痩せているため、もともと胃が健康ではないことは分かっています。
でも、この頃胃痛がすごくて仕事に精を出すこともできません。
他に病気もなく飲んでいる薬もありません。
どうか私にあった漢方薬があるのであれば教えてください。よろしくお願いします。

【はくすい堂の回答】

お客様の症状は、大昔から臍疝痛(へそせんつう)と言われています。漢方の専門用語です。
怒らないで聞いて欲しいのですが、この症状はわがままな子供によく現れます。
気になることや、やりたくないことがあるときにお腹が痛くなるのです。学校に行きたくないと、朝、お腹が痛くなります。
大人では、この通りの症状ではありませんが、形を変えて同じようなことが起こります。
大人の場合、真面目な性格で、「こうであらねばならない」という、いわば完璧主義者のような方ほど、この症状が起こりやすいので、別名「真面目病」とも言います。
不真面目な人は、学校を欠席しても最初から悩まないので、お腹も痛くならないわけです。
つまり、この症状を起こす人は、いい人なのです。
この緊張気味のお腹を治すのは、【漢方薬K】と【漢方薬S】です。
まず、【漢方薬K】は、お腹の中の冷えた部分を温めてくれ、突然のストレスにお腹が打ち勝てるようにします。また、消化能力を増強し、消化器全体の力をつけくれます。
つぎに【漢方薬S】は、漢方の緊急の痛み止めです。
引きつったお腹の中を緩めて、リラックスさせてくれますので、急激なお腹の痛みにはすぐに効きます。
普段から、【漢方薬K】を一日三回飲まれて、特にお腹が痛くなった時には、【漢方薬S】を5錠くらい(一日12錠までは飲めます。)飲めば、すっと良くなりますし、おおよそ10ヶ月くらい経てば、痛みそのものが発生する頻度が極端に減ってくると思います。
<追伸>
最初に申しましたように、精神的な緊張がこの症状を起こしますので、気に入らないことや見逃せないことがあっても腹を立てずにいい加減に乗り切る知恵を身につければ、この症状はぐっと減りますので、その面でも工夫されると良いかと思います。(もし、気に触ったらすみません)
これらのお薬は、どの薬(風邪薬や抗生物質など)と併用しても構いませんので、コンスタントに続けて下さい。

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