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教えます!漢方選びのコツ

漢方には西洋医学の病名があてはまりません。西洋医学は病気の原因を知り、それを取り除くことを目的としています。
一方、漢方は心のバランスを整え、自然治癒を高めることで回復を図ることを目的としています。
漢方は、冷え性や疲れやすいといった治療に直結する判断がつけにくいものや、慢性疾患の長期的な治療や副作用の心配がある場合などに適しています。
では、選び方をこれからご紹介します。

「証」で選ぶ

「証」とは、漢方でいう診断名のことで、西洋医学の病名とはまったく異なる基準で導きだされます。
「証」は、患者さんの性格・心理状態、体質、生活環境、病気の性質・症状など全般的なバランスで決まります。
ですから、血圧が高いといっても人により処方が違います。
また、正反対の病気でも「証」が同じであれば、同じ薬を服用します。

以下の2つの例のように、漢方薬は西洋医学の病名では選ばず、症状で選ぶのがポイントです!

例1 肝臓病

患者さんががっしりとした体格で便秘症で血圧が高く太っている場合の漢方薬を選ぶポイント

肝臓病という効能が表示してある漢方薬はありませんので、がっちりとした体格で体力があり便秘という体質で選びます。
すると、大柴胡湯が当てはまります。大柴胡湯には胃薬とか便秘の薬という説明がありますが、肝臓病という効能はありません。
しかし、表面にでてきた症状があえば、これでよいのです。

例2 神経症でノイローゼ

患者さんが食欲がない場合の漢方薬を選ぶポイント

神経症やノイローゼというポイントで探すのではなく、食欲不振というポイントで選びます。すると、安中散が当てはまります。
安中散には居とか食欲という説明がありますが、神経症やノイローゼという効能はありません。しかし、表面に出てきた症状があえば、これでよいのです。

「体質」で選ぶ

体質は「虚」「実」の2つに分けられます。
ご自分の体質が「虚」「実」のどちらに当てはまるか分けてみてください。
あなたの体質はどちら?

「実」パワフルだけど、折れやすい

「虚」弱々しいけど、しなやか

「今の病気の進行状況」で選ぶ

漢方では、2極のバランスを大切にします。病気の進行状況や病気にかかったときの反応で、「陰」「陽」にわけることができます。
活動的で熱性のものを「陽」、非活動的で寒性のものを「陰」とし、病気の時は、体の各部分や心の状態で「陰」「陽」を判断します。例えば、熱性といっても実際に高熱でなくとも熱っぽいと感じれば「陽」となります。
「陰」「陽」は総合的な生体反応の性質を現したもので、いわゆる体質や、その時の心理状態なども含まれています。

「陽」闘病反応が強いもの、いわゆる「急性病」

「陰」闘病反応が弱いもの、いわゆる「慢性病」

ステキに漢方相談では、こうした漢方思想をもとに、漢方相談を行っています。
相談に際し、あなたの体質(虚実)を知る必要がありますので、上の記事をもとに、一度、ご自分が虚実のどちらに当てはまるか、考えてみてくださいね。

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