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癌と免疫の漢方相談

ガンについて知ろう

ガンの現状を知っておこう

ガンは、何らかの原因で正常な細胞に傷ができ、その正常さを失った細胞が増殖する事で発症すると言われています。
2014年現在、日本では2人に1人がガンになり、年間37人の人がガンでなくなっています。
また、男女別で考えると将来ガンにかかる可能性がある人は、男性で2人に1人、女性では3人に1人と言われています。

ガンで亡くなる人の数は肺、胃、大腸、膵臓、肝臓の順になっていて、最近は膵臓が肝臓を抜き、膵臓ガンでなる亡くなる人が増えています

亡くなる人が多いガンは?

ガンの実態はこうなっています

一般の検査で発見できる一番小さなガンは、1㎝程度です。
この1㎝ほどのガンですが、その中のガン細胞はおよそなんと10億個にもなります。そして、10億個まで増えるのに10年から15年ほどかかります

このガン細胞ができるメカニズムを考えてみましょう。
一番始めのところで、ガンは正常な細胞に傷ができるとお話しました。この傷はどうしてできるのでしょうか?
人間の体は約60兆個の細胞でできています。そして、毎日その約2パーセントの細胞が生まれ変わっています。
古い細胞が働きを終えて、新しい細胞に入れ替わっていくのです。このような現象が「新陳代謝」と呼ばれてます。
私たちが元気で健康な生活を営むためには、この新しい細胞が生まれてくる「新陳代謝」の働きが重要になります。

しかし、この新陳代謝の中で、ガン細胞が作られるのです。
1つの細胞の核内には、30億文字分の遺伝情報があると云われています。その量は百科事典20巻分にあたります。これを1文字も間違えずに、コピーして細胞は分裂します。どんなに人間の身体が優れていても、必ずミスは起こります。このコピーミスで遺伝子が傷つき、ガン細胞が発症します

このコピーミスで発症したガン細胞は、常に細胞の中で息を潜めて眠っていますが、このガン細胞を目覚めさせる要因があります。

ガンの発生はここからです

現代医学の観点からも、ガンの発症要因として認められているのが、アルコール、塩分、肉・動物性脂肪、タバコ、肥満、精神的ストレスです。

発ガンの原因がわかれば、ガンの予防や治療ができると思いませんか?

現代医学の発ガンの要因に挙げられている物は、漢方の考え方で説明することが出来ます。
特に現代社会は、精神的なストレスが大きな要因になっていると思います。毎日仕事が忙しく、通勤にも時間がかかり、売り上げのノルマや職場の人間関係、家族の問題や環境など、色々なストレスがのしかかっています。
また、生活習慣の乱れ、夜更しに外食、そして運動不足などなど...
これらの事すべては、交感神経の緊張状態を作ります

ガンは生活スタイルの病気でもあります

免疫学者の安保徹先生は、次のような意見を述べられています。

ガンは、免疫抑制の極限で起こる病気です。ガンの患者さんのほとんどが、体内のリンパ球の減少によって『免疫抑制』の状態になっているということでした。
こういう状態に陥ると、体全体を調整する自律神経の一つである交感神経が緊張状態になります。これは働きすぎだとか、心に悩みがあるなど、肉体的・精神的な強いストレスが原因になっているのではないかと考えました。
そこで、患者さんに尋ねてみたところ、その考えは、見事に的中したのです。
この肉体的・精神的なストレスこそ、ガンの真の原因だったのです。

では、交感神経の緊張が長期に続くと、身体の中にどんな変化が起こるのでしょうか。

交感神経が緊張すると、血管は収縮します。そうすると、身体の血流が悪くなり低体温になり、全身の細胞には新鮮な酸素が送られません。そして新陳代謝も低下して、身体の毒素の解毒が上手にされなくなります。

また、白血球の中にあるリンパ球、マクロファージ、顆粒球という細胞は、体の中に起こる免疫を担当しています。これらの細胞が協力して、毎日生まれているガン細胞をやっつけてくれています。特にリンパ球の中のT細胞の大きな役割が、ガン細胞の破壊です。そして、壊れたT細胞、NK細胞、マクロファージなどの免疫細胞は、副交感神経が優位に働いた状態で、はじめて活性化されます。交感神経が緊張すると副交感神経の働きは悪くなるので、交感神経の緊張が続くとガン細胞を活性化しやすい環境が生まれます

ガンと食事の関係はとても深いんです

最近の私たちの食生活は、外食や西洋スタイルの食事に慣れてしまい、和食を食べる機会が減っているように思います。外食や西洋スタイルの食事は、肥満や高血糖の原因になっています。
ガンになりにくい身体が食事でできるなら、こんなに嬉しい事はないですよね。
食事をして、そのエネルギーで私たちは活動しています。このエネルギーは、どのようにして生まれてくるのでしょうか。
私たちは解糖系ミトコンドリア系という、2つの方法でエネルギーを生み出しています。解糖系のエネルギーの特徴は、1つのブドウ糖から2つのATPを作る事ができます。そして、そのエネルギーは瞬発力があるエネルギーなので、若い人が機敏に動いたり激しく動く時に使われます。精子や骨髄細胞、上皮細胞は、このエネルギーが使われています。生殖活動には重要なエネルギーです。

しかし、ここで注意する事が2つあります。
まず、この解糖系のエネルギーは低体温、低酸素、高血糖の環境で良く働きます。そしてガン細胞は、解糖系のエネルギーで増殖することがわかっているのです。

ミトコンドリア系のエネルギーは有酸素のエネルギーで、1ブドウ糖から36ATPのエネルギーを作ることが出来ます。これはなんと、解糖系の18倍のエネルギーです。
このミトコンドリアは、人間の細胞60兆の細胞それぞれに、100個から3000個のミトコンドリアが存在します。その数は、エネルギーが必要な細胞には多く存在します。臓器でいえば、第一に腸、そして腎臓、脳と続きます。
ミトコンドリアは、エネルギーを生み出すだけでなく、ガン細胞を焼失させる働きがあります
人間の身体の細胞は、寿命がくると自殺プログラムが働き、新しい細胞と入れ替わります。このプログラムを「アポドーシス」と言います。このアポドーシスを起こす物質が、ミトコンドリアが出す活性酵素です。なので、ミトコンドリアの働きが弱いと、ガン細胞はチャンスとばかりに無制限に増殖するのです。男性より女性が長生きなのは、このミトコンドリアの量が女性の方が多いからです。

ガン細胞は、解糖系のエネルギーで増殖します。
解糖系のエネルギーが最も作られる食べ物は、私達の主食の炭水化物です。白く精製された白米や小麦です。もちろん砂糖も等質の固まりそのものです。

最後に

もう癌は怖くない

ガンという病気に対して、普通は死と直結するとても怖いイメージを持っています。
しかしガンは、今までの生き方や生活習慣のあり方が原因となり、ガンと戦う免疫力が失われた結果、発症する病気なのです。糖尿病や高血圧といった生活習慣病とも考えられますね。だから、心理的な面を含めて今までの生活を見直していくことが、ガンの予防であり治療につながります。

この心理的な面は、免疫力と深いつながりがあります。
ガンは死と直結するとても怖い病気で、治すことが困難と思う恐怖心が交感神経を緊張させます。
ということは、副交感神経の働きが悪くなります。
何度も繰り返しますが、ガン細胞の破壊するT細胞、NK細胞、マクロファージなどの免疫細胞は、副交感神経が優位に働いた状態ではじめて活性化されます。
免疫力の70%は腸で作られると言われてますが、残りの30パーセントは、心の在り方に左右されます
明るく、笑顔で楽しく前向きな考え方や生き方は、免疫力を高めます。
その為には、大好きな歌手のコンサートに行ったり、楽しい思い出の場所に出かけたり、大好きな曲を聴いたり、好きな香りに包まれて生活したり、時にはお笑い番組を見て笑うのも良いでしょう。
ガンは生活習慣病だから、予防もできる。もし診断されても改善できると思う前向きな気持ちが、ガン細胞をやっつけてくれます。

もう癌は怖くない。大丈夫です。私たちも一緒に考えていきます。

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