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女性の漢方相談

月経前症候群とは

西洋医学での診断

月経前症候群とは月経の2週間から1週間ほど前になると生じる、いくつもの不快な体の症状や感情の乱れのことです。正式な病名は月経前緊張症(PMS)と呼ばれています。
月経前7~14日頃から身体的、精神的に不快を感じるようになり、月経が始まると共にその症状はなくなるのです。

原因は詳しくは分かっていませんが、月経に伴い女性ホルモンバランスが崩れるために、このような症状が起こるのではないかと考えられています。

  1. 子宮内膜の増殖を起こし、頸管粘膜の分泌をたすけ、膣の粘膜増殖を助けて、膣の自浄を助ける。
    ※エストロゲン(卵胞ホルモン)
  2. 成熟卵胞に排卵を起こさせる、黄体化刺激ホルモンのバランスが崩れるわけです。
    この月経前症候群は、青年以上の女性の約70パーセント以上に起こり、その約30パーセントの人は日常生活に何らかの支障が出ています。
    上記の卵胞ホルモンと黄体化刺激ホルモンのバランスが崩れるのは、両者の分泌をさせる役割をするセロトニンという物質が不足するからです。このセロトニンは、人間がリラックスする際に頭を休める物質でもありますから感情的にも混乱するわけです。

月経前症候群の体と感情の症状

主な身体の症状では頭痛、めまい乳房の張りと痛み、腹部膨満感、浮腫、肌荒れ、腰痛が顕著で、精神的な症状ではイライラ、不安感、集中力や判断力の低下、不眠などが顕著です。
現れ方としても、症状が1つだけ出るということは無く複合して現れるため、他の病気と見分けがつかない場合もあります。
しかし月経が始まると、この症状が急に消えるという特徴から、他の病気と見分けがつきます。

西洋医学のお薬での治療には、ホルモン療法や痛み止めのお薬を頓服としてのむ(ロキソニンその他)、精神安定剤で憂鬱感や絶望感を和らげることを行います。

漢方での診断

漢方治療の目標は心身の状態をトータルに捕らえ、体質を根本的に改善することで本来の治癒力を引き出すということにあります。したがって治療には、ある程度の期間が必要になります。

体の冷え性体質を完全に変えるには、冷えを感じてから月経前症候群に悩まされるまでの期間と同じくらいの年月がかかることもよくあります。
月経前症候群と冷え性は深い関係にあり、冷え性が月経前症候群の原因という説さえあります。
まずは冷え性を解決することからはじめ、その後、その人の体質に合ったものを選びます。

選び方は『気』の漢方

気分や感情を中心に考える漢方薬『血』(血の巡り)、生理を中心に考える漢方薬『水』(体内の水)、水分の流れや、むくみを中心に考える漢方薬を組み合わせていくわけです。
中にはビタミンや鉄分などが不足している場合もあるので、場合によってはサプリメントも併用します。
気分が滅入らないように、趣味や楽しみに情熱を注ぐこともよい方法だと思います。

しかし、特別なことは必要ありません。部屋の模様替えやお料理でもよいのです。
頑張りすぎず、「すすんで自分を解放してやる」姿勢が大切です。
下着などは冷え性用のものに代え、日常生活の中で冷え性の対策をすることも大切です。
薄着を避け、特に下半身を冷やさないように気をつけましょう。
食べ物も工夫し、精神を安定させる乳製品(カルシウム)、思考力を活性化させる肉、冷え性対策に血行をよくするレンコンやクルミを取り入れましょう。

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